こころのケアラボ仙台

2021年11月17日1 分

過去を掘り下げる前に準備が必要

人を変化させようとするときは、無数の体験や印象を上から切り崩すのではなく、

まずは型を見つける必要がある。

オーストリアの心理学者

アルフレッド・アドラーの言葉です。

この言葉を実感する場面はセッションで突然やってきます。

型というのは幼い時に身に付けるもので

養育者(多くは母親)との共同調整の中で身に付けます。

その型は無意識の領域

多くは身体刻まれています。

身体に80%、脳に20%と言われています。

私のセッションはこの型を見立ててから

型にアプローチし、無意識に過去に引っ張られている意識から、

今ここに意識を調整してから

過去に再交渉していくのですが

調整→日常→調整→日常と繰り返しセッションを進めていくと

ある日突然

そういえば昔。。。と突然過去の辛い話を穏やかな表情で話出し

今の自分で解決してしまうのです。

この時にアドラーの言葉がフッと頭をよぎります。

過去を思い出し完結させるのはクライエントが準備できてからで

カウンセラーがそのように仕向けていくものではないのだなと私は思います。

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