人を変化させようとするときは、無数の体験や印象を上から切り崩すのではなく、
まずは型を見つける必要がある。
オーストリアの心理学者
アルフレッド・アドラーの言葉です。
この言葉を実感する場面はセッションで突然やってきます。
型というのは幼い時に身に付けるもので
養育者(多くは母親)との共同調整の中で身に付けます。
その型は無意識の領域
多くは身体刻まれています。
身体に80%、脳に20%と言われています。
私のセッションはこの型を見立ててから
型にアプローチし、無意識に過去に引っ張られている意識から、
今ここに意識を調整してから
過去に再交渉していくのですが
調整→日常→調整→日常と繰り返しセッションを進めていくと
ある日突然
そういえば昔。。。と突然過去の辛い話を穏やかな表情で話出し
今の自分で解決してしまうのです。
この時にアドラーの言葉がフッと頭をよぎります。
過去を思い出し完結させるのはクライエントが準備できてからで
カウンセラーがそのように仕向けていくものではないのだなと私は思います。
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